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ハーブの歴史

我々の想像する以上にハーブの歴史は古く、キリスト教が発祥する以前から既にハーブが、生活の中で使用されて来た事実が解明されています。そしてヨーロッパに於いては、キリスト教が発祥する以前に存在した宗教、この宗教がハーブと切っても切れない関係を持っているのです。

現在ではハーブを扱う人に対して、「ハーバリスト」「ハーバルセラピスト」等という呼称が使用されています。これ等の言葉には「ハーブを自宅の庭園で栽培する人」、或いは「ハーブに造詣が深い人」の意味があります。ともかく敬意を抱いて使用される言葉には違いありません。

さて中世の時代のヨーロッパに於いては、ペスト(黒死病)と呼ばれる恐怖の病気が大流行して、人々を地獄の底に落とし入れたのは、かなり有名な話です。このペストは感染したその日のうちに身体が変形して死亡するという恐るべき感染病で、ヨーロッパの人口があっという間に激減したと伝えられます。この時に倉庫の鼠を焼却したり、人間に塩で消毒させたりして感染を防いだ、とされる医師兼預言者の伝記は有名です。


ところがこの時にペストの感染を食い止める為に使用された方法には、ハーブの存在もあったと伝承されます。この方法とは、セージやローズマリー、マージョラムという種類のハーブを酢に漬けて、酢に溶け出したハーブの成分を飲用するものだったそうです。即ち、感染予防の効果があるとされるハーブを活かした方法で、猛威を振るう感染症から人類を救済したのです。

確かに医学の未発達な当時では、漠然とした知識だったのは間違いありません。ところが時代の進化に伴いハーブの効能を研究した結果、ハーブには種類によっては抗酸化作用が備わる事実が判明しました。即ち身体の免疫力を向上させる効能が、ハーブには確実に在るという事です。

さてハーブの知識の普及に於いては、ローマが発祥です。然しながら結果的に知識が保存されたのは、何故かローマ教会からは距離のある英国であった模様です。ともかく現在に於いては、英国から欧州、米国に向けて、ハーブの知識が発信されています。更には米国移民の手により、欧州から米国に伝えられたとも言われています。

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